君の膵臓をたべたい、観てきました。
青春系の映画で、youtubeの予告映像情報内で語ると、ヒロインの咲良は膵臓の病気でいずれ亡くなってしまうという設定です。
主人公くんは病院に行った時たまたま咲良と出会って、そこから話が展開していきます。
率直にまず感想を言うと、割と面白かったです。
自分にとって共感できない考え方と生き方がいくつか見えたので、俺みたいな変なオタクよりはもっと一般層や若い人に向けたものなんだろうなと思う。 それを加味しても割と面白い。
ここが面白かった!っていうのはいくつかあって、その辺なんとなく書いていきます。
とりあえず物語に関係ない所からいくと、作画と演出がめっちゃ高いクオリティです!
暗いシーン、キラキラしたシーン、シリアスなシーン、それぞれの画面の"色"がきっちり出ていて、それが観ながら空気で感じることが出来ます。 凄い丁寧な絵作りでした。
そして岡勇一さんの描くキャラクター。 岡さんのキャラデザ、今まではXEBECのちょっとエロい感じのキャラしか印象になかったのですが、キミスイ(こういう略称で呼ばれてるらしいです)のキャラデザは、清潔感がありつつ各キャラクターの確かな魅力が出ていたと思います。
特にヒロインの咲良は時間が経つにつれて、主人公の感情と同じようにどんどん魅力的に見えてきて、ちょっと色っぽく見える所もあり、でもあくまで下品じゃない。
正直映画の途中で好きになってましたね‥‥。 魅力バツグンでした。
ということでここからネタバレあります。
注意!
咲良出会いから死まで描くこの話は、咲良が抱える膵臓の病気に焦点が当たって進んでいきます。
ですが、そこから別れの瞬間はあまりにも突然で、この突然がまた"死は誰にでも平等"という、みんなに当てはまる共感を呼んでいると思いました。
後は、別れって瞬間がいつ来るかわからないっていう所も凄いインパクトで伝わってきますよね。
いつ別れるかわからない中で、人との関わりをもっと大事にしないとなという感情は出てきました。 それが言葉で説教臭く伝えられてる感じが無いのが良かった。
あと、若者が憧れるというか、ちょっと悪びれた描写がいくつもあるのが、真似したくなりますよね。
確実な描写を隠してはいるけど、親に黙って二人で旅行して男女1部屋で酒飲んで過ごすの、学生の身ではやってみたくなる行為ではないかと。 酒飲みてえ。
あ~旅行したいな~。
主人公くんが理性飛んで咲良を押し倒すシーンも、あーなんかわかるわかる。 ってなりました。
しょうがないよね。 DTが急に女の子と接近してあんな展開になっちゃよくわからんくなりますわ。
とはいえ、まあ共感できない部分もいくつかあったんですけども。
主人公が冷めすぎていたり、咲良が度を越した無遠慮キャラだったり、当たりが強すぎるサブキャラ達だったり。 全体的な物語に共感する部分はあれど、キャラクターには特に共感できなかったんですよねー。
悪い言い方をすると、陽キャに振り回される陰キャの図、オタクってこういうの好きだよね感あります。 好きです。 好きですけどね。
魅力が極端で万人受けしなさそうなキャラクター達だし、一般層の特に女性視点だとああいうキャラクター達ってどうなんだろうって気になります。
そもそものストーリーも、言ってしまえば余命幾ばくもないヒロインとの話、世の中の感動モノの枠からは出ていない印象はありました。
古い作品の例えですが、セカチュー系って感じ。 昔映画見たことあるんです実は。
それを知らない人たちに向けたモノなら大正解ですが、青春を通り過ぎた人たちにはどこか見たことある作品になったんじゃないかなと思うことも。
ということで、良い所も悪い所もありつつ、映像作品としてかなり好きです。
話自体は、知ってる人からすれば想像の域を出ないんですが、絵作りがとにかく丁寧で美しい。 知らない人が見たら、意外な展開に心打たれてもおかしくはないと思います。
ということでなんとなく書いた『君の膵臓をたべたい』感想。
真面目に書いてみたけど、ノリ自体はいつもの日記と変わらない上に形式も慣れていないレビュー、拙い。 話口調が安定しない。
明日はアントマン・ワスプを観に行く予定です。 今日みたいな感想は書かないですたぶん。
今日はPUBGでドン勝も食べて、色んなコトして遊んでおいしいラーメン食べて、良き土曜日過ごせました。
では、また明日も会いましょう!