観ました。
こんばんはぷりにーです。
実写映画の『がっこうぐらし!』、初日凸キメてきました。
ちょっと記憶に残したいというか、振り返りながら怒りながら内容を再確認したいので、PVからのキャプチャーとアニメのキャプチャーで内容を残します。
場末のブログゆえ、思ったこと垂れ流すスタイル。
■『実写版がっこうぐらし!』は結局面白かったのか?
公開日前に前日談という形で配信され、キャベツの作画崩壊で話題になったのが記憶に新しいですが、とりあえず劇場本編のキャベツはちゃんとキャベツしていました●。
なのでキャベツを期待して劇場に来た人は落胆するかもしれません。
『がっこう××× ~もうひとつのがっこうぐらし!~』
— 映画『がっこうぐらし!』 (@gakkou_movie) January 15, 2019
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▲映画本編では画像のように我々の想像する所のキャベツ畑がしっかりとありました
さてじゃあ実際面白かったかというと、俺は面白いとは感じませんでした。
「うまく原作から改変されている」とか、「緊張感がある」とか言われてますが、そういう雰囲気はたぶん気のせいだと思います。
そのあたりは内容を振り返りながら‥‥。
■開幕から"いかにも実写"を盛り込んで先制パンチ
アニメの実写化と聞いて付いてくるイメージに、「ただコスプレしてるだけ」「オリジナル要素を入れすぎ」「CGがイマイチ」なんてのがありますが、この映画にもそれに近しいものが割とあります。 CGに関してはそんな多くないのでまあ良いやって感じですが。
▼ただコスプレしてるだけ
由紀が特に顕著なんですが、ネコっぽい帽子や天使の羽リュックなど、女子高生として明らかに現実味の無い装飾品はオミットされて消滅しています。
原作の独特な制服もリボン以外普通のデザインですね。
▲映画を観ていないとわからないと思いますが、中央ではにかんでいる女の子が「丈槍由紀」です
こういう所はコスプレ感を緩和させるという狙いが感じられて良いのではと思います。
さて、じゃあくるみさんはというと。
▲もみあげが短い
赤いリボンとツインテはまあ全然大丈夫な所だと思います。 というかこれないと流石にくるみだと判別つかない。
ただ問題なのは制服の方で、なんかセーラーの長さが短いんですよね。
買った時に比べて背が伸びすぎたって設定あったっけ?
▲PVだとこれくらいしか全身映ってるのありませんでした
どうなるかっていうと、腕を上げた時にめっちゃ腹がチラします。 シーンによっては5cm以上腰ライン見えることがあって、インナーすら着ていないので「それは本当にそれでいいのか?」と言いたくなります。 流石にお腹ゆるくならない‥‥?
あと首の黒い紐はチョーカーにしては装飾がなさ過ぎて、謎の紐で首を締めている人みたいな感じになってるのもよくわかりません。
そんな感じで、くるみは由紀に比べて衣装のコスプレっぽさがかなりします。 主人公格がそれだと映画全体通して‥‥まあそうなりますよね‥‥。
▼オリジナル要素を入れすぎ
これに関してはどうしても許せないことがありまして。
▲くるみを見つめる好青年
え‥‥誰‥‥?
くるみが「先輩」と呼ぶこの男、明らかに原作にいた記憶がない。 というか本来サブキャラであるはずのくるみが物語の主人公になって、先輩と呼ばれるこの陸上部OBの男と青春恋愛をする流れが完全にクソです。 女の子同士のやり取りがメインコンテンツになっている「きらら」系列を原作としているならこれだけはやってほしくなかった。
この先輩もまたくるみの事が気になっていて、お互いに片思いという状態になってるんですが、先輩はゾンビになります。 そしてトドメをくるみが刺します。
好きだったってことを言えないまま先輩を倒してしまったくるみは、結局クライマックスになるまで先輩への思いを晴らせないままなんですが、その流れ全てがもはや『がっこうぐらし!』ではない。
めぐ姉や卒業までの流れも色んな改変が加えられてるんですが、その色々があって卒業~下校の流れでめぐ姉や学校に別れを告げた後、くるみは「先輩‥‥」とつぶやくんですよね。
なんかこれのせいで、くるみの中では学校<めぐ姉<先輩みたいな感じなのかなあってモヤモヤする気分になりました。
しかも先輩別にいなくても話は全然動きます。 許さねえ。
2つ目に「めぐ姉」。
▲ファイヤーしてますがそのことはこの後書きます。右にいるのが「めぐ姉」
まずめぐ姉、保険の教師になっています。 そして由紀の妄想では教壇に立って授業しています。 記憶薄いけど確か原作と同じく現国だった気がします。
二足のわらじってすげえな?
さてめぐ姉といえば原作では地下でゾンビになっていたという流れで、地下に乗り込んだくるみに噛み付くという話があります。
ですがこれは実写版。
地下なんてものはありません。 そして緊急退避マニュアルも無いです。 太郎丸もいないです。 ついでに言うとショッピングモールも無いです。
バイオハザードのパロディ的な要素ほぼ死んでしまった‥‥。
じゃあめぐ姉どうなったかというと、保健室に物資を取りに来た際に学園生活部員のメンバーの眼の前で噛まれる。 そして部員のみんなを守るために、単身保健室に残って鍵をかけ、自分を紐で括り付けてます。 かっこいいけどそれでええんか? 腹にスコップさされて死ぬシーンは必見です。
そして次はりーさんとみーくん。
りーさん、映画を通してくるみのサポート、そして部のお母さんのようなポジションでした。 そこは原作とあまり雰囲気は変わらないんですが、色気が無いので地味でしたね‥‥。 あと、くるみがゾンビ化するイベントも無いので、それを見たりーさんが殺すかどうかの葛藤をするシーンも無いです。 ゾンビラッシュに耐えられず諦めかけるシーンはあるんですが、原作と違った葛藤なので緊迫感に欠けてました。
▲原作ではスタイルも良くお色気枠で活躍していましたね(?)
みーくんは出会いの場所がショッピングモールでは無く学校の調理室に変更。 圭の設定は生きていて、ゾンビの姿としてみーくんの前に現れていました。
合流したての頃は由紀のことを警戒していたり、高台に逃げて怖がるシーンがあったりと、割と原作っぽさは残っていたと思います。
▲こんな感じのシーンもいくつかありました。
みーくんに関しては、あまりにも部が信頼出来なかったが故に勝手に学校から逃げようとするシーンがあります。
駐車場で車を探すもゾンビに囲まれるみーくん。 それを助けるのはくるみと由紀、そしてりーさんでした。
くるみがスコップで音を出しゾンビたちの注意を引きつけて、りーさんも放送室から運動会で定番の「天国と地獄」を流します。
「体育祭だ!」と喜ぶ由紀に向かって、「障害物競走だ! 2人1組だぞ!」と誘導するくるみ。 そして由紀が怯えるみーくんの手を引いて走り、校舎に戻るというシーン。
そもそもオリジナルのシーンではあるのですが、みーくんも由紀と一緒に運動会の幻覚を見るのでちょっと笑ってしまいました。 天国と地獄のBGMも相まって緊張感が無い。
▲みーくんも視界共有してたっぽい体育祭の幻影
それにしても、これらの要素を見て、本当に原作リスペクトなのかどうなのか、改めて聞いてみたいですね‥‥?
あとちょっとしたことなんですが、由紀役の人が一番身長が低いのに一番胸が大きいように見えたので、ト、トランジスタグラマー‥‥。 って思いながら見てました。
▼全てを焼き尽くす「ファイヤー」
Q.「なぜゾンビが燃えているのか?」
A.「チャッカマンを使って自分に火を付けた」
‥‥?
ということでまさかの「自ら火だるまになるゾンビ」というものがいて、しかも終盤にこの「ファイヤーゾンビ」が学校中を破壊します。
そして、ファイヤーゾンビの火は中々消えず、他のゾンビにどんどん燃え広がり、しまいには学園生活部の部室や屋上農園まで焼かれます。
こいつ、この映画の中で間違いなく最強の存在です。 次点で無双プレイヤーのくるみ。
▲学園生活部室に飛び込んでくるファイヤーゾンビ
このファイヤーゾンビの流れに乗じて、各教室に封印されていた一般ゾンビたちも、ものすごい勢いで出てきます。
そうなってしまうともう学校中はめちゃくちゃ。 そしてゾンビもめちゃくちゃ。
煙が明らかに充満しまくっているだろうという校舎内で、平然と立って歩いてる学園生活部のメンバーもめちゃくちゃ。 防災訓練、習っておらずか?
さて、学校中に溢れ出したゾンビですが、その後どう対処されたかというと、くるみがスコップで無双して倒しまくったり、燃えたゾンビがそのまま燃え尽きて倒れたりしていました。
これらの騒動が上記の理由で落ち着いたり、ゾンビめぐ姉に引導を渡すことで由紀は現実に帰ったり、いよいよクライマックスという雰囲気でした。
「全部燃えちゃって、もう学校にはいれないね」
「私達も、卒業しろってことなのかもね」
‥‥無理やり卒業の流れ作ったな?
流石に無理やりすぎて笑ってしまいました。
アテが無いのに外出るのはダメってみーくんに説教してませんでしたっけ?
‥‥とまあ、基本的にオリジナルでの改変要素がめちゃ多いです。 まだまだあるので書ききれない。
あ、あと卒業式は「仰げば尊し」を歌っていたんですが、普通に合唱用CDかよって音源が流れるのでかなりシュールです。 雰囲気‥‥。
■まとめ
ここまで眠気と勢いにまかせて色々書いてますが、原作のことを意識した演出や見せ方はそこそこあるので、それに関しては知らない人から観た時どういう評価なのかはちょっと気になる所です。
とりあえず「実写化の際面倒な要素を全て削除して、話の都合の良いものだけ作れば良いんじゃない?」みたいな監督の思想を推し量ってしまうくらい、俺はこの映画「ダメ」だと思います。
もう少し細かな感想を書きたいんですが明日に回します。
めっっっっちゃ眠いので、ここで一旦区切ります。 明日余力があれば追記します。
眠気が限界すぎる‥‥。
かわいい‥‥。
ではまた明日会いましょう!