とてつもない映画でした。
こんばんはぷりにーです。
ホアキン・フェニックスが主人公のアーサーを演じるこの映画、DCシリーズのジョーカーの前日譚という内容でした。
ですが、この映画単体でも成立するくらいバットマンなどの他作品要素はなく、別の映画のオマージュといっても知る人は楽しいレベルなので、知らない人でも全然楽しめる‥‥? 映画になっていました。
しかしこの映画、刺激が強すぎる。
ちょっとずれた一般人がヴィラン的な雰囲気になっていく過程が丁寧に描かれているので、心の弱い人には本当に観ないほうがいいと言えます。
予告映像で同じくピエロ顔のITを観て、一緒に観に来た友達とケラケラ笑っていたのですが、本編始まった瞬間から終わるまで俺の顔はずっと凍りついていました。 なんて壮絶なんだあ‥‥。
母親のことを知るシーンが特にぶっちぎって狂ってましたね。
そしてそれを演じるホアキンの演技力が凄まじい。 身体も痩せ細ってガリガリな上にあの狂気の芝居を見せられると、もう乗り移っているようにしか見えない。 もうあの人が怖い。
そしてジョーカー、何よりも画作りがめちゃくちゃしっかりしてるんですよね。
上の画像のポスターもめちゃくちゃかっこいい。
この細く長い階段のシーンは何回か出てくるのですが、そのどれもがとても印象的で、画面が良い。 聖地巡礼したいです。
車に乗っているシーンも、後半ちょっと引いたカメラワークも、その全てが計算されているように思えます。
ギリギリアウトな倫理観とエンターテイメントの極限を、ホアキンの演技力が最高潮まで高めている。 そんな印象を受ける映画でした。
そして何よりも"得体の知れないものは怖い"。 俺はそれに尽きると思います。
あと個人的にスプラッターはちょっと苦手だったので、ずっとビビってました。 いや、でも好きです。 ジョーカー。
ということで本日は以上!
また明日会いましょう!