ぷりにっき

ほぼ日刊更新。日々のことをゆるゆる書いていく

生きること、死ぬこと、繋がること、離れること

 

いつか 離れることが分かっているのに、人は、生き物はどうして繋がろうとするんだろう。

こんばんはぷりにーです。

 

『Death Stranding』、今日から始めました。

まだ1時間強しか遊んでいませんが‥‥。

小島監督メタルギアよりアクが強くなってますね。

名作ではなく怪作、GameではなくExperience。

ゲームという枠を超えた新しい何かになろうとしているんだなと、そう感じます。

そう感じるとともに、メタルギアにあったアクション性も今の所感じられないので、果たしてゲーマー受けはどうなのかが心配。

ゆっくりゆっくりとプレイしていこうと思います。 いつ終わるんだろう。

そして、どれだけのムービー量なのだろうか。

 

 

 

そして、今日は大きな出来事がありました。 

 

 

 

 

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実家で飼っていた犬が亡くなりました。 写真はまだ元気だった頃。

10年以上生きて、大往生だったと俺は思います。

別れの瞬間には立ち会えなかったし、仕事が忙しくて老衰している時もあまり顔を出せなかったのが悔しいです。

ただ、俺自身はコイツが10歳を超えた時からこの瞬間を覚悟してきて、いつか来るものだと思ってたので、虚しいですが不思議と落ち着いています。

 

コイツ、弱って足がおぼつかなくなっても元気だった時と同じ動きをしようとしたらしいんですよね。

なんかあまり自分と重ねるのもアレなんですが、俺も本当に苦しい事とか痛い事っていうのは表に出さずに普段どおり振る舞おうとする癖があるので、そういう所は似てたなあって。

変に頑固で、その癖嫌なことは露骨に態度に出て、変な所で律儀。 細かい所で似た所が多い、面白いヤツでした。

初めて家に来た時はまだ俺も学生で、コイツも子犬で。

フローリングが怖くてカーペットの上でしかしばらく過ごせなかったのが懐かしいです。

部屋にいたずらされて怒ったり、家の食べ物とか勝手に食べて怒られていたり。

でもご飯の時に覚えさせたお座りとかは律儀にずっと守り続けて。 トイレの位置も、ずっと守ってたんですよね。

ああ、楽しかったなあ。 可愛かったなあ。 ‥‥男だけど。

 

 

奇しくも今の俺の年齢とほぼ半分の年で一緒にいたアイツが亡くなって、俺自身も世情も色んな変化があった2019年。

そして、"死"や"繋がり"をテーマにした『Death Stranding』の発売日。

この不思議な偶然に、そして別れに、きっと理由なんて無いけれど。

でも俺はこれに"意味"を見つけたい。

俺だけが、世界でただ1人こんな体験をした俺だけが、"何か"があったんだなと、心に刻んでいきたい。

 

 

人は何のために生きて、繋がるんだろう。 ふとそんなことを思いました。

別れるのは辛い。 死別だなんて、そんな辛いことがあるのになんでみんな生きて、人と繋がるんだと。

ある人は「残す」為だと言う。

ある人は「遺す」為だと言う。

ある人は「その理由を探す」為だと言う。

ある人は「後悔したくない」為だと言う。

でも俺は「だったらそんな感情を抱く前に俺自身が死んだ方が楽じゃない?」と。

だって辛いじゃん。

取り残される側になる前に自分が死んだ方が辛くないじゃん。

 

色んな事情があって、俺は誰かと繋がったり残したりすることが下手なので、そんな感情になった時はこう考えて明日を迎えます。

「でも今死んだら、今見てる漫画やアニメの続きが見れないなあ」

‥‥幽白で似たようなシーンがありましたね。

 

深くは考えないです。

だって辛いから。

考えてても答えは出ないから。

だから遠い先の事や「人生」なんて壮大な事考えず、俺は明日のアニメのことを考えてます。

今起こり続けている楽しいことも辛いことも、全てを心に刻みながら、身体が壊れるその日に向かって。

 

2019年11月8日。

俺はこの年を、この日のことを、どれだけ覚えているだろう。

ずっと覚えているなんて保証はできないけれど、それでも覚えていたい。

この日の、この感情を。

そして、愛したアイツとの別れを。

10余年。 常に一緒だったわけじゃ無いけれど。

俺が何か果たせたわけじゃ無いけれど。

それでも、だからこそ、今この瞬間に伝えたい。

俺は今、立ち会って伝えた想いを、敢えてここに残したい。

うつ伏せで今日を噛み締めます。

 

 

 

 

お前、寝てるみたいだなあ。

今この瞬間にも目を覚ましそうだよ。

でも、お前の胸は動いてないんだな。

温かくないんだな。

口も臭いし、腕も足も、ちょっとだけ硬いね。

 

そっか、いっちゃったんだ。

いなくなったら、きっともっと実感するんだろうな。

寂しくなるね。

 

 

 

ごめん。

ありがとう。

 

 

 

またね。

 

 

おやすみ。