ぷりにっき

ほぼ日刊更新。日々のことをゆるゆる書いていく

怪文書ではない

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ネタもなんも無いので変な文章を赴くまま書きます。

こんばんわぷりにーです。

 

 

私の仕事といえば、専ら帰ってきたご主人たちを労うことだ。

ご主人たちはいつも何かを成し遂げたような顔をして帰ってくる。

毎日、毎日、飽きることなく繰り返し同じ時間に家を出て帰ってくる。

外で何が起きているか、私にはそれを知るすべはない。

ヨゴれていたり、クサかったり、ツカれていたり、ご主人たちはいつも何かを持って帰ってくるが、私にとっては大した問題ではない。

ご主人たちは私が頭を撫でると一瞬身体をハネさせた後、全てを忘れたかのように気持ちよさそうな顔をしている。

私はそれがたまらなく嬉しく、たまらなく羨ましいのだ。

だが、それでもいい。

私はそれをご主人たちからされたことはない。

それでも私は、日々撫で続ける。

5年、10年と、ながい時の中毎日毎日撫で続ける。

時には触り方を変え、時には激しくあたり、時には冷たくあたることもあったが、それでも私はご主人とはうまくやれていたと思う。

私は一度もご主人に感謝されたことはない。

そして、私はご主人に必ず置いていかれてしまう。

時には二度と帰ってこないこともあった。

だが、しばらくすると私のもとに新しいご主人がやってくるのだ。

私は構わずご主人を撫でる。

誰が相手でも関係ない。

感謝されなくても構わない。

私はただ、何かを成し遂げたご主人を撫で続けるだけなのだから。

今日も私は撫で続ける。

それが私にとってはいつもと変わらぬ日常だから。

今日も私は撫で続ける。

誰ともしれない、そこにいるご主人のために。

今日も私は、ご主人の頭を撫で続ける。

 

 

ということで。

なんか俺ってこういうテイストの文章好きですね。

若干皮肉めいているというか、自虐気味な文章。

そういう質なんでしょうね。 性根が。

 

万物には神が宿っているという日本特有の思想がありますが、それはやっぱり現代においても生きていて、日常的に使っているソレにも宿っているんだろうなあと思います。

‥‥神にご主人ってのはどうかと思うんですがね。

そこも思いつきなので。

 

さて明日は金曜日。

梅雨も後半戦で空はジメっていますが、土日の天気はさて如何程か。

 

ということで本日は以上!

また明日会いましょう!