一言で表すなら「逆シャア」。
こんばんはぷりにーです。
今日は『EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューションEUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』を観てきました。
※ネタバレあります※
3部作の完結編ということで、前作のアネモネが面白かった分ハードルが個人的に上がってた今作。
▼前回の感想
prius-needle-noman.hatenablog.jp
結論からいうと。
なんだこれ?
に尽きます。
そのあたりを話す前にまず3部全てのPVを貼っておきます。
とりあえず、前作アネモネから何年かの時が経過して時代は2038年。
いつものスカブやらトラパーやらのある世界ではなく、なんと現代地球が舞台。
なんとKLFやスカブがある世界が現代地球に来てしまったという設定のようで、見慣れた雰囲気の町並みがいっぱい出てきます。
※元の地球側が「ブルーアース」、エウレカ世界側が「グリーンアース」と呼ばれていました
そんな中でエウレカが自分と同じ見た目と能力を持った少女アイリスを守る‥‥という話なんですが。
ツッコミ所がいっぱいあるので雑ーに並べていきたい。
・ハイエボ1でチャールズ夫妻の子供という設定になっていたレントンは何故か死んでいる
なんで?
ハイエボ1でさんざん引っ張ったのに、出番ないの?
と思ったら一番最後にちょっとだけ出てきて、余計に意味不明。
チャールズ夫妻の息子という設定が辛うじて残っていたくらいで、それ意外のハイエボ1の要素はほぼ無いに等しい展開でした。
・デューイがなんかギャグみたいなテンションになってる
‥‥まあ元からあんまりまともなキャラではなかったですが、今回は特に凄い。
ブルーアース、グリーンアース両陣営を的に回しつつ、残機を消費して分身を召喚するという謎の技を使ってエウレカに襲いかかってくるんですよね。
それに対してエウレカ側の応戦がなかなかダイナミックで、
・大気圏突入時の摩擦熱で燃やす
・ガスローリーに車で突撃して大爆発
・発電所で感電
・溶鉱炉に叩き落とす
などなど‥‥。
いや、普通に拳銃で死なないからそうしたってのはわかるけど、それにしても下2つ何?
一瞬で消費されるデューイの残機かわいそう‥‥と思ったのは俺だけじゃないはず。
・終始エウレカとアイリスの逃走劇で、「エウレカセブン」の醍醐味であるKLFの戦闘が少ない
これはかなり厳しい点でしたね‥‥。
もちろん0じゃないんですが、冒頭が終わったら本当にKLFが出てこないし、代わりに出てくるのはエウレカAOかよって言いたくなる女6人アイドル風の子たちの合体メカで、これは‥‥? となりました。
サーカスもちょっと薄味で、金子さんか村木さんの長尺サーカス作画観たかった気持ちが今もずっと残ってます。
それを見るためだけにポケ虹をちょっと観るまである。
・突然始まる逆シャア
今作一番の謎ポイント。
話の流れとしては、やっとの思いで倒したデューイが最後の抵抗で軌道エレベーターを爆破してきて、色んな破片やら本体やらが落下してくるというもの。
その中で一番大きな塊になったエレベーター本体が落ちたらヤバいということで、ニルヴァーシュが軌道を被害の少ない所にするべく健闘。
それに呼応するように色んな軍隊がエレベーターを破壊するためにミサイルを撃って、自爆特攻して死んでいく。
女の子の合体メカに至っては押し返そうというそぶりを見せつつ爆死。
その状況にエウレカは「みんなの声が聞こえる」「命を捨てないで」的な事を言うんですよね。
※逆シャア過ぎてそのシーン自体の印象が強すぎたので、全く違うセリフを言っている可能性があります
しかも最終的にはなんか祈りの力が通じてレントンを召喚。
エレベーターがスカブの愛の力に包まれて地球は無事というエンディング。
これ、どう考えてもアクシズを止めようとしてサイコフレームの輝きに包まれたアムロなんですよね。
映画終わった後「サイコフレーム」って単語を劇場内でめっちゃ聞きました。
やっぱみんなそう思うよね。
よく分からん奇跡だけどシチュエーションがあまりにも逆シャアで、そんな展開なもんだからエウレカセブンが何も関係なくて、本当に意味不明でした。
そんな感じの展開で押し切られたエウレカハイエボ。
なんか無事めでたく終わったっぽい雰囲気を出していたんですが、個人的にはレントンとニルヴァーシュの爽快感あって綺麗な作画演出が見たかったんだよなあ! とめちゃくちゃ思ってます。
現代軍事ベースのロボアニメならエウレカじゃなくていいんだわ‥‥。
なので今回の映画に関してはかなり微妙でした。
アネモネはもっかい見たい。
ということで本日は以上!
また明日会いましょう!