ぷりにっき

ほぼ日刊更新。日々のことをゆるゆる書いていく

なんも知らずに観た「ベターマン」は怪作だった

 

まさか実在するミュージシャンの自伝的映画だったとはね。

こんばんはぷりにーです。

 

ロビーさんなる、イギリスの伝説的ミュージシャンの映画「ベターマン」を観てきました。

なんで海外の伝説的ミュージシャンってみんな酒とドラッグと女に溺れるんでしょうね。

 

本当にこの人のこと知らなくて、映画も誘われた上で前情報全く調べてなかったので、唯一の情報は「グレイテスト・ショーマン」の監督作という点のみ。

ミュージカルって思って観たらびっくり。

 

まず猿なんですよね。

主人公の子どもがどう見ても猿。

でも周りは全く猿であることを気にせず接する。

そしてオーディションに受かり大きくなっていく様を見ていくわけです。

あとから気づいたのは、猿の姿は主人公のロビーが自信の無い自分自身を投影した、劣等感からものだと。

難しいですね。

 

さて話の内容は自伝なので、グループとして人気は出るものの酒とドラッグに溺れて、グループから外され、親しい人から見放されて‥‥といったもの。

それでもソロで人気は出て、プレッシャーやストレスを酒とドラッグで誤魔化して、どんどん壊れていく‥‥。

その自分が壊れて他人との関わりすら徐々に失っていく様、猿じゃないとリアリティがありすぎて耐えられなかった。 猿でよかった。

 

それにしても物語の組み方と演出が本当に上手かった。

ヒロインとのダンスシーンにこれから起こる不幸な展開を混ぜ込んで、幸せなシーンが不安を煽らせる演出にもなっていたし、

ソロ活動でどんどん人気が出るにつれ、ドラッグの量が増えて壊れていくのを高速ダイジェストにするシーンや、

グループメンバーから見放されて車で逃げ出すシーンも緊迫感と水に飛び込む見せ方とメリハリが本当に凄い。

 

時折出てくる、前後のつながりの無い唐突な狂気じみた演出も入るんですが、全てが"ロビーがストレスとドラッグで狂っていっているから"で説明ができるのも妙。

だから過剰すぎる演出も受け入れられるし、むしろ説得力になっている。

すごい。

 

知らない人の半生でしたが、こんなに間延びせず、テンポよく描けるんだと関心してしましました。

猿なんですけどね。

 

観てよかった。

でも内容が重くてしんどくて、もう観たくない。

だけど映画としての完成度はすごく高い。

めっちゃいい映画でした。

お父さんと歌うシーンは素直に泣けた。

でも人には勧められない。

 

ということで本日は以上!

また次回会いましょう!