見届けて来ました。
こんばんはぷりにーです。
『リズと青い鳥』からおよそ1年。
『リズ』のスピンオフ元エピソードであり、テレビシリーズの続編である『響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』。
最速でキメてきました。
ということでザクッと感想、いきます。
ネタバレは極力避けます。
リズ要素に関しては下の方に。
まずはこちらをどうぞ。
※この記事では、基本的に全てこちらの動画から引用させていただきます
様々なことに挟まれる"高校2年生"
予告にもある通り、「少し大人になった」久美子たち。
高校2年生といえば、先輩もいれば後輩もいて、受験を控える立場あれば、恋に部活に最も盛んな1年で、まさに青春のど真ん中。
久美子も例外なく、学生らしい青春を今まで以上に送っていました。
今回の映画では、
・夏紀先輩と4人の後輩に挟まれてトラブルだらけの低音パート
・秀一との恋愛模様~そして合宿へ
・麗奈と百合将来について、部活について語り合う
などなど、これでもかってくらい青春要素が盛り込まれています。
久美子は特に、吹部で後輩を指導する立場に立たされて「黄前相談所」と呼ばれ慕われつつも、様々なトラブルに巻き込まれてました。
しかし、こういった要所要所で久美子の優しさと面倒見の良さが現れていて、テレビシリーズであった麗奈やあすか先輩との一悶着を超えて、先輩らしく、大人らしくなった久美子が伺えます。
そしてモリっと進展する秀一との恋模様。
お祭りで合宿で、これも久美子らしい向き合い方をしていきます。
ぜひ映画で確認していただきたいです。
あと、お祭りの時の久美子がオフショルショートパンツでちょっとえっちいです。
△俺が同級生だったら視線泳いじゃう自信があります
それももちろん面白いんですが、まあなんと言っても久美子と麗奈の百合ですよね!!!
ただ手洗い場で手を洗うだけなのに、肩がくっつくくらい密着しちゃってるし。
示し合わせたわけでも無いのに、トランペットの音を頼りに麗奈の元へ辿り着いちゃう久美子がいたり。
部員のことを忌憚なく話し合ってたり、麗奈はなんだかんだ久美子と秀一の恋模様を気遣っていたり、とにかく様々な要素で距離が近い! 物理的にも精神的にも!
変わっていくのは久美子だけじゃない
これも以前から変わらない部分ではありますが、学年が上がることによって1期~2期とはガラっと変わります。
デカリボン先輩こと優子先輩は部長、夏紀先輩は副部長(これに関してはリズもですが)。
久美子は1年の指導担当、葉月にもみどりちゃんにもそれぞれ後輩が出来てそれぞれが波乱って感じ。
とりあえずこいつら全員何かしらで厄介なんですが、この映画内だけで言うのであれば「奏>>>美玲>求>>>さつき」くらいの厄介度です。
ここで面白い所は、この後輩4人は今までの部員にあった何かしらの要素を持っている所じゃないかなと思いました。
久石奏、この子は作中でも軽く触れられますが「1年生の時の久美子」に似た要素を持っています。 しかも結構歪んじゃっています。
鈴木美玲、この子はちょっとだけ麗奈っぽいです。 しかしこの子はPVでもあるようにちょっと拗らせちゃってます。 ちゃんと解決されるので是非観てください。
鈴木さつき、この子は葉月に似ています。 北宇治に来て初めて吹奏楽を始めた彼女。 小動物っぽい立ち回りで先輩に慕われてますが、実力は‥‥? と言った雰囲気。
月永求、この子もかなり拗らせてます。 コントラバス担当でみどりちゃんの後輩になるんですが、ひたむきな所はあすか先輩のようで、みどりちゃんを慕うその様はデカリボン先輩のようでもあります。
この4人、ある程度のトラブルは解決されるんですが、今回の映画だけで全員解決するわけでは無いです。
もし久美子が3年生になった『響け!3』があるなら、そこでの展開に期待したいですね!
『リズと青い鳥』の要素
『誓いのフィナーレ』も『リズ』も原作的には「北宇治高校吹奏楽部、波乱の第2楽章」がベースになっています。
そう、あくまで視点が違うだけであって、部活としての流れは当然同じです。
つまりどういうことかというと。
大会用の曲に「リズと青い鳥」が使われます。 つまり、あの「第三楽章 愛ゆえの決断」が大会でフル演奏されます。
△帰宅後すぐにリズを見返す男
こんな写真みたいなことがあった後、吹っ切れたのぞみぞの「リズと青い鳥」が聞けるってマジ!?!?? ってなるので、覚悟した方が良いです。
他にも、リズ中でのぞみの後輩として存在感を出していた「剣崎梨々花」ももちろん登場します。
そして、合宿の際にはみぞれを音大に推薦している「新山先生」も出てきますが、新山先生のシーンの後に露骨にみぞれをカメラに入れて来ます。 くそう! 意識するだろそんなの!
あと、希美のソロパートの演奏中厳しい表情をした麗奈を映したり、恐らくみぞれや剣崎ちゃんも行ったであろうプールにみんなで行っていたり、ああ、同じ高校でと同じ時間を過ごしているんだな‥‥という確かな実感を持つことが出来ます。
他にも「リズと青い鳥」の絵本が出てきたり、「ハッピーアイスクリーム!」が流行っていたり、これでもかってくらい要素がいっぱいです。
元が同じだから当然といえば当然なんですが、カットの繋ぎやシーンの見せ方で露骨に意識させてる所がいくつもあるので、かなり見どころになっています。
そしてもちろん、『リズ』を観ていなくとも既に完成された1つの映画なので、『リズ』をマストで観る必要があるかというと決してそんなことはありません。 テレビシリーズさえ通っていれば、この映画だけで『響け!ユーフォニアム』は十分に楽しめると思います。
ただ、強いて言うなら『リズと青い鳥』も観てほしい!
『リズ』を観ると、作中では見えてこないとてつもない青春と絶望の物語が広がって来るので、物語としての深みがグッと増してきます。
なので、個人的には、
①『リズ』を観ずに『誓いのフィナーレ』を観る
②『リズ』を観る
③もう一度『誓いのフィナーレ』を観る
というコースをオススメしたいです。
きっと1度目と2度目で全く違う体験が得られると思います。
まとめ:青春の瞬獄殺
『響け!ユーフォニアム』の集大成の1つとして、十二分の面白さがあった神映画でした。 ガチでまた観に行くと思います。
そしてリズを観ることで更なる深みが見えてくるので、リズ未視聴の方は是非リズも観てください。 7割減ってビビってた瞬獄殺が補正乗って10割減って泣きまくります。
そんなちょっとズビズビしちゃうくらいの青春真っ盛り映画。
平成のうちに観に行っちゃおう!?
ということで本日は以上!
ではまた明日会いましょう!