ぷりにっき

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『プロメア』はトリガーの集大成だったのかもしれない

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promare-movie.com

 

見てきました。

こんばんはぷりにーです。

 

グリッドマンからはや半年余。 トリガーの新人たちが集まったグリッドマンに対して、こっちは熟練の面々。

今石洋之×中島かずき×コヤマシゲトという、好きな人には待ち望んでいた組み合わせ。

 

いつものようにさっくりと感想を書いていきます。

 

これぞ中島かずき!な大見得を切る主人公「ガロ」

俺の中での"中島かずき"らしさって、歌舞伎のような「名乗り口上」なんですよね。

そこまで作品を多く知っているわけではないですが、「グレンラガン」「髑髏城の七人」「仮面ライダーフォーゼ」など、あまりにも、あまりにも大袈裟で大味な名乗りはとても印象に残ってます。

しかもガロ、上記作品の例に漏れずめちゃくちゃ暑苦しい。 熱くて一直線で不器用なのにちょっと頼りない姿は、弦太朗やカミナとは違う味があります。

詳しくは動画見てください。

 

www.youtube.com

 

 

スタッフそれぞれの過去の作品を想起させるキャラデザと作画

主人公のガロはどう見てもカミナ。 パンフには、火消しの「め組」の意匠と、キルラキルっぽい拘束具のようなパーツが入っているとのこと。

「今までの今石作品を詰め込む」というコンセプトがあるようで、もしかしたら「デッドリーブス」要素も入っているのかもしれない。

上動画のサムネで向かい合う「リオ」は、逆にコヤマさんらしさが詰まっていそう。 CCMSの本によくいますよね。 こういう人。 っていうか目元優しくしたらジョーイっぽい。

他にもキルラキルで見たことあるようなキャラがいたり、HEROMANで見たことあるようなキャラがいたり、ファンであればニヤリと来る見た目の奴らがいっぱいいます。

俺もまだまだ気づいていないだけで、もっと露骨なファンサービスがあるかもしれないので、2度目行くときはもっと画面を見たいと思います。

 

作画に関しては圧巻の一言。 全シーン通してとても良い画面です。

B★RSやキルラキルで培われたサンジゲンの大胆な3DCGが遺憾なく発揮されていた気がします。 今石さんを始めとした演出陣の動かし方もすごく丁寧で見やすい。

既に観た知人が「日本でもスパイダーバースみたいなアニメが作れるんじゃないかって片鱗は感じられた」と評していたんですが、それもノータイムで頷けます。

 

プロに負けない俳優陣

今回、中島かずきさんの関わりから、劇団☆新感線でも出演のあった俳優の面々が参加しています。 堺雅人さんとか松山ケンイチさんが宣伝に大きく使われていますね。

ジブリを始めとした劇場アニメの数々では、度々「声はプロが当てるべきだろう」みたいな意見が出てあまり声の演技の上手くない人が批判される流れがありますよね。 俺も割とそう思うことは多いです。

ただ、その中でも宮迫博之さんや竹中直人さんなどの、めちゃくちゃ上手い人がたまに出てきますよね。

今回がどちらだったかというと、そのどちらでもありませんでした。

めちゃくちゃ上手ってワケでは決して無いんですが、「感情」がちゃんと伝わってくる。

特に堺雅人さんの演じるクレイ・フォーサイトの"圧"がすっごい。 本当に「あ、こいつ強い」と素で感じてしまいます。

普段から舞台で脚本を書いていて、それでいてケレン味に溢れた中島さん脚本に触れているからか、不思議な親和性があるんでしょうか。 冒頭から終盤まで違和感なくスルスルと内容が入ってきます。

 

そしてそれを固めるのは、昔から今石作品などに関わっていた人たち。

檜山さん小西さんコンビや吉野裕行さん、新谷真弓さんらがサブで支えているので、声からもしっかりと「トリガー感」というか「今石感」がします。

 

姿も声も含めて魅力的なキャラしかいないので、それもプロメアの良い所なのかなあと!

 

 

ということでざっくりと書いたプロメア感想。

オリジナルらしく新しさがしっかりと詰まっていながら、昔からの「今石作品」や「トリガーファン」もしっかりと楽しめるし、知らない人でもそれらの魅力を髄まで感じられる映画になっているのかなと思います。

ぜひ! 観てください!

 

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それでは本日は以上!

また明日会いましょう!